１８５系は昭和５６年に運用を開始した特急形車両です。 特急形車両と記しましたが、もともとは、急行伊豆号や普通列車等に活躍していた田町電車区の１５３系代換え車として開発された車両です。 この時期、国鉄は急行列車の特急格上げが行われており、昭和５６年１０月のダイヤ改正で、急行伊豆は特急踊り子号に格上げとなりました。 このような事情から、１８５系は特急列車としては見劣りする転換クロスシート車でありながら、特急踊り子号として活躍することになりました。

　　 ◆ １８５系登場時頃の踊り子号

　　 　　 当時は斬新であった斜めストライプ塗装が特徴でした。

横浜−戸塚　左：昭和５９年２月４日　右：昭和５９年３月８日

早川−根府川　昭和５９年１月２８日

昭和５６年１０月のダイヤ改正に先立ち、１８５系は１５３系に代わり活躍が始まりました。 特急運用前の活躍は、特急踊り子号の前身に展示しております。

　　 ◆ ホームライナーに活躍する１８５系

　　 　　 昭和６１年１１月１日のダイヤ改正で東京地区の東海道本線にホームライナー「湘南ライナー」が登場しました。

３７２５Ｍ ホームライナー 湘南ライナー５号　東京駅　平成２６年２月３日

３７２２Ｍ ホームライナー 湘南ライナー２号 品川−新橋（田町駅から撮影、下１枚は後追い撮影）　令和３年３月１１日

３７３２Ｍ ホームライナー 湘南ライナー１２号 川崎−横浜（新子安駅から後追い撮影）　令和３年３月１１日

　　 ◆ リニューアルした１８５系

　　 　　 平成１１年から１４年にかけて、普通車の座席を回転式リクライニングシート化や化粧板の交換等が行われ、特急列車に相応しい仕様になりました。 あわせて、塗色は湘南色をあしらったブロック塗装になりました。

東京−新橋（後追い撮影）　平成２４年３月４日

新橋−品川（新橋駅で後追い撮影）　平成２４年２月２６日

東京駅に回送 品川−新橋（田町駅から撮影）　平成１６年１０月２日

品川−新橋　平成２６年６月１５日

川崎−品川　平成１６年１０月２日

２１１系との離合　川崎−品川（大森−大井町）　平成２０年６月１日

池袋発着の踊り子号 新川崎−横浜（新子安駅から後追い撮影）　平成１６年１０月２日

川崎−横浜（新子安駅から撮影）　平成１６年１０月２日

横浜−川崎（横浜−東神奈川）　平成２１年１０月２５日

横浜−戸塚（相鉄線西横浜駅付近尾張屋橋から撮影）　平成２１年６月２７日

辻堂−藤沢（藤沢駅から撮影）　平成２０年５月６日

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