常磐線 令和5年
前回まとめた常磐線 平成22年から13年たちました。 この間、平成27年3月14日に待望の上野東京ラインが開通し、上野発着であった一部の列車は東海道線への直通運転となり品川まで乗り入れるようになりました。 また、快速列車の顔ぶれは変わらないものの、緩行列車、特急列車等は、大きく変わりました。 令和5年の現状を、変遷経過を補足しながらまとめてみました。
◆ 緩行列車 平成22年に活躍していた203系は、平成23年9月に運用離脱し、平成21年9月に登場したE233系2000番台車に替わりました。
東京メトロ6000系も、平成22年11月4日から営業運転を開始した16000系に置き換えられ、平成30年10月5日をもって通常運転を終了しました。
さらに、平成28年3月26日から小田急電鉄の4000系も乗り入れるようになりました。
E233系2000番台車 北柏−柏 平成22年10月31日 |
東京メトロ16000系 我孫子−北柏 令和2年10月31日 |
東京メトロ16000系 4次車は前面・側面のラインカラー帯が変わりました 北柏−柏 令和2年10月31日 |
新しい仲間になった小田急電鉄の4000系 北柏−柏 令和3年6月22日 |
取手快速のE231系と中距離列車のE531系と顔ぶれは変わりませんが、令和2年からのコロナ禍により、通勤時間帯の減便が行なわれました。
さらに、令和4年3月12日のダイヤ改正では、品川への乗り入れが強化された一方、日中時間帯の土浦から水戸・いわき方面は主に5両編成の列車での運転になりました。
そのため、日中の土浦以南は10両編成に減車となり、特別快速の日中運転がなくなりました。
取手快速E231系15両編成 松戸−北千住(金町−亀有) 令和4年1月13日 |
E531系15両編成 松戸−柏(松戸−北松戸)(北松戸駅から撮影) 令和5年4月19日 |
E531系10両編成 松戸−柏(馬橋−新松戸)(新松戸駅から撮影) 令和3年9月6日 |
平成22年当時、常磐線の特急列車は、651系によるスーパーひたちと E653系によるフレッシュひたちが運転されていました。
平成24年3月、651系とE653系の置き換え用としてE657系電車が導入され、平成25年3月16日のダイヤ改正ですべての定期特急列車がE657系になりました。
そして、平成27年3月14日の上野東京ライン開通により、速達型の名称が「ひたち」に、停車型の名称が「ときわ」に改称されました。
あわせて、週末に、我孫子駅から上野東京ライン経由の特急踊り子号の運転が始まりました。
使用車両は185系でした。しかし185系のE257系置き換えにより、令和3年2月28日をもって我孫子発着の踊り子号の運転は終了しました。
我孫子発着の踊り子号は、我孫子発の185系特急踊り子号 常磐線内で撮影に展示しております。
特急ときわ E657系 柏−我孫子(柏−北柏) 令和3年1月8日 |
常磐貨物は、平成22年当時、JR東日本のEF510が活躍していましたが、平成25年3月16日のダイヤ改正でJR東日本の委託運用が終了し、仙台総合鉄道部のEH500にバトンタッチしました。
三河島(隅田川貨物ターミナル)−馬橋間を走る直流形電気機関車は、平成22年は当時EF65とEF64の天下でしたが、EF65は、EF66 → EF210に置き換えが進み、EF64はEH200、EF210に置き換わりました。
常磐貨物のEH500、EH500-13牽引の2097レ 松戸−柏(馬橋−新松戸)(新松戸駅から撮影) 令和5年5月22日 |
シャトル便の新しい顔となったEF210、EF210-134牽引の74レ 北千住−松戸(金町駅で撮影) 令和5年4月25日 |
平成22年当時、勝田車両センターには6両編成の485系が配属されており、団体・臨時列車に活躍していました。
しかし、平成25年1月に廃車となり、しばらくは651系が充当されていました。平成31年2月、新潟車両センターから国鉄特急色となったE653系が里帰りし、団体・臨時列で運用されるようになりました。
なお、651系は令和2年6月までに廃車となりました。
客車列車は希に入線する程度に減少し、見る機会がほとんどなくなりました。唯一、カシオペア紀行が時たま入線していましたが、平成5年度は、まだ、未入線です。
国鉄特急色となったE653系 松戸−北千住(亀有駅で撮影) 令和4年6月27日 |
9011レ EF81-98牽引昼運行「カシオペア紀行」(常磐線経由)仙台行きツアー 取手−藤代 令和5年1月8日 |